略歴
地元の無料コンサートでハープに出会い、7歳からハープを始める。都立日比谷高校卒業後、19歳での横浜国際音楽コンクール弦楽器部門1位を皮切りに、音楽の研鑽を本格化させる。マンハッタン国際コンクールで審査員満場一致の近代音楽グランプリほか受賞多数。
2023年7月、演奏と博士論文により、ハープでは日本で3人目となる音楽博士号を武蔵野音楽大学より授与される。在学中より、在京プロオーケストラの客演首席奏者のほか、水戸第三高校音楽科ハープ専攻講師、青山学院大学ゲスト講師も務めた。
大学院修了後は、コンサートプロデューサー兼ハーピストとして、自身が代表を務める「アルパルパ企画」の主催により、ハープを中心とした演奏会のシリーズを多数企画。
2023年「日本アルゼンチン国交125周年記念リサイタル」では、アルゼンチン共和国大使館の後援、2024年「ライネッケ生誕200周年記念リサイタル」では、ライプツィヒのカール・ライネッケ協会の後援を受けるなど、演奏会企画による国際交流にも力を入れる。各公演は、「音楽の友」誌上で好評を博している。
武蔵野音楽大学楽器ミュージアムの協力のもと、歴史的な楽器に焦点を当てた演奏会を開催するなど、レクチャーとリサイタルを掛け合わせた独自の企画は評価を受ける。
トークにも定評があり、インターネットテレビ・ラジオのゲスト出演、インタビュー取材など、活動の幅を広げつつある。
演奏の傍ら、ハープ音楽史や楽器の研究にも熱意を持つ。2025年4月より、自身の研究プロジェクトが(公財)ハーモニック伊藤財団による文化芸術分野の助成事業として、科学技術分野の研究者らとともに全国数名に選ばれる。
2024年「ハープでの世界紀行」リサイタルの企画は、大倉山ジョイフルコンサート[後援:横浜市港北区]で採用され、現地テレビで特集放映。2025年7月の「七夕にロータを聴く」リサイタルでは練馬区の舞台芸術支援事業に選ばれるなど、自治体との提携も徐々に進めている。
小中学生無料招待、ハープ体験ワークショップ開催など、自身がハープを始めたきっかけに立ち返る「ハープの敷居を低くする活動」も2025年より開始。
日本ハープ協会会員。日本音楽学会会員。
世界ハープ会議元副会長の井上久美子氏に師事。


